Banksy(バンクシー)やShepard Fairey(シェパード・フェアリー)などの大御所ストリートアーティストに続く次世代のアーティストとして注目されている「Felipe Pantone(フェリペ・パントン)」。
過去にストリートアーティストを紹介する記事でも彼のことをフィーチャーしました。

そんな今最も勢いのある若手ストリートアーティストの一人でもあるFelipe Pantoneですが、この度世界中で愛され、最も知名度のあるコニャック・ブランデーブランドとして知られる「Hennessy(ヘネシー)」とのスペシャルコラボレーションラベル「HENNESSY VERY SPECIAL X FELIPE PANTONE」を発表しました。
過去にはKaws(カウズ)やShepard FaireyなどもHennessyとのスペシャル限定ラベルを発売してきました。今回のコラボレーションによって、Felipe Pantoneがそんな名だたる先輩大御所ストリートアーティストの仲間入りを果たしたといっても過言ではないでしょう。


HENNESSY VERY SPECIAL X FELIPE PANTONE
アルゼンチンのブエノスアイレスで生まれ、スペインで育ったFelipe Pantone。どこかノスタルジックでもあり、斬新でもある現代的な3Dイメージ、カラフルな色使いとモノクロのコントラスト。一目見れば彼の作品と認識できるその個性とオリジナリティはすでに世界各地で評価されてきました。
そして、今回のHennessyとのコラボレーション限定ラベルも実にFelipe Pantoneらしい仕上がりとなりました。
ラベルのデザインは彼のオリジナル作品でもある「W-3 Dimensional Three Stars」をベースに、Hennessyがこれまで発売してきた過去のラベルのデザインアーカイブからも着想を得て制作されました。
現代を象徴するようなモダンでデジタルなイメージとHennessyの伝統的なデザインが見事に融合した新たなスペシャルエディションラベルが誕生したと言えるのではないでしょうか。
テイストは?
肝心の味はというと、、、
フルーティーでありながら、オークの香りがほのかに鼻に抜け、口の中では力強く焙煎されたアーモンドのようなテイストが広がり、フレッシュな葡萄の風味を感じることができるそうです。
テイスティングできる機会があれば、ぜひ味わってみたいものですね。
1本はコレクション用、1本はテイスト用と最低でも2本は手に入れる人も多いのではないでしょうか。
Hennessyについて
せっかくなのでHennessyの歴史も少しだけご紹介。
Hennessyはフランスのコニャックに本社を置く、コニャックの世界市場で40%のシェアを持つ世界最大のコニャック生産企業。フランスの会社ですが、コニャック蒸留所は1765年アイルランド人のリチャード・ヘネシーによって設立されました。
1971年には「モエシャン」でお馴染みのモエ・エ・シャンドンと合併、モエ・ヘネシーとなりました。さらに1987年にルイ・ヴィトンと合併し、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)となったものの上手くいかず、次の年には経営危機となりました。そこでクリスチャン・ディオールS.Aのオーナーであるベルナール・アルノーによって買収されることとなったようです。
年配の愛好家も多く、250年以上もの歴史あるHennessyですが、今回のFelipe Pantoneのように若手アーティストとコラボレーションすることにより、今までコニャックをそれほど知らなかった・興味のなかった若い人々にも認知され、この出会いきっかけに新たな世代へとその歴史が受け継がれていくのではないでしょうか。
これからもFelipe Pantoneのさらなる活躍にも目が離せません!
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