ロッテルダムの人気観光スポットの一つでもある「Museum Boijmans Van Beuningen(ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館)」が現在改修工事のため閉館中です。
工事期間について
ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館はブリューゲルの「バベルの塔」を所蔵している美術館としても有名ですが、リニューアルのため2019年5月27日から2026年までの約7年間閉館となりますので、訪問を予定されていた方はご注意ください。
正確なオープン日の詳細は都度美術館の方からアップデートされていく予定です。
ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館の歴史
せっかくなのでボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館の歴史を少しだけご紹介。
元々はFrans Jacob Otto Boijmansが自身のコレクションを1841年に寄贈したことをきっかけにスタート。その後、Daniël George van Beuningenも自身のコレクションを1958年に寄贈。この二人の作品寄贈者の名前を取り「Museum Boijmans van Beuningen」と名付けられました。
現在は中世ヨーロッパ美術から近代美術まで150,000点以上を所蔵しています。
「バベルの塔」や他の所蔵作品はどこへ?
リニューアル工事にあたり、所蔵作品の一部は同じくロッテルダム市内にある「Kunsthal(クンストハル美術館)」や「Chabot Museum(シャボー美術館)」、そして「Belasting & Douane Museum(税と関税博物館)」などに移され、改修工事中も各美術館にて作品を見ることができます。
また「バベルの塔」は世界各地の美術館で展示される予定。日本でも2017年に東京都美術館で展示されたことで話題になりましたが、引き続き世界を旅するようです。
謎の巨大な半球体現る!?
そんな約7年を掛ける大規模なリニューアル工事がスタートしたと同時に、美術館のすぐ側に謎の巨大な半球体が建設されております。それがこちら。
この未来的な建造物、実は「Depot Boijmans Van Beuningen」と呼ばれる作品を保管する倉庫でありながら、15万点の所蔵作品も見ることができるという世界初の施設。
オープンは2021年の7月を予定しており、ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館の改修工事の完了を待たなくとも、貴重な作品を見ることができるようになります。
イメージ画像を見るでけでもすでにワクワクしてしまいます。完成が待ち遠しいですね!
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