アメリカ人ストリートアーティストOBEYことShepard Fairey(シェパード・フェアリー)とポルトガル人ストリートアーティストVHILS(ヴィールス)のコラボレーションミューラルがリスボンの街に誕生しました。
ありそうでなかった新鮮でクールなコラボミューラル
両者とも世界的な人気を誇るストリートアーティストで、数々の素晴らしいミューラル(壁画)を各地に残してきました。
シェパード・フェアリー、VHILS、それぞれのアーティストの詳しい紹介については下記のリンクからご覧いただけます。


そんな現在のストリートアート界をリードする二人のコラボレーション作品がリスボンに出現。
大きなミューラルの場合はフリーハンドではなく、まず初めにプロジェクターでイメージを投影して下書きを描いてから、本番に移るのが一般的です。配置やバランスなどを考えて入念に打ち合わせしているのがわかります。
黒と赤をベースにしたパンチのあるシェパード・フェアリーらしいアイコン的なイメージと、壁をドリルなどの重機で削りながらVHILSが作り出す、凹凸のある唯一無二のポートレート。その二人のアーティストが生み出す作品のコントラストは絶妙で、これまでにありそうでなかった新しいタイプのミューラルとなりました。
お互いの個性を消さずに、それぞれの力強さが融合したとてもクールな作品ですね。
現在、Underdogs Galleryで開催されているエキシビジョン「PRINTED MATTERS – LISBON」に伴いポルトガルを訪れているシェパード・フェアリーですが、VHILSと制作したミューラル以外にもいくつかリスボンの街中に作品を残しています。
ポルトガルのカラッとした空と街の空気感に実にマッチしたミューラルです。
鮮やかな赤色が映えます。
リスボンを訪れる機会がある方は、開催中のソロエキシビジョンと合わせて、シェパード・フェアリーとVHILSのミューラルを探して見てくださいね。街の散策もより楽しくなるはずです。

しかし、VHILSは30歳とまだまだ若いアーティスト。これからのますます飛躍か楽しみですね。
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