オランダに来て驚いたのがオシャレなカフェやコーヒーロースタリーか本当にたくさんあるということ。日本でも最近では自家焙煎したこだわりのコーヒー豆を使用した、いわゆるサードウェーブ系と言われるスペシャリティーコーヒーを提供するお店も増えていますね。
これまでこのブログでもアムステルダムやロッテルダムを中心にかれこれ50以上のカフェをご紹介してきました。それらのカフェではお店で美味しいコーヒーを味わえるだけでなく、気に入った豆を購入することもできるので、自宅でも気軽にコーヒーを楽しむことができます。
ただ豆を購入しても、コーヒーミルなどの道具がないと何も始まりません。という訳で今回はご自宅でオシャレに、そして簡単に美味しいコーヒーを味わうことができるグッズをご紹介したいと思います。
オススメのコーヒーミル
まずコーヒーを飲むためには豆を挽くところから。機械が自動で挽いてくれる電動ミルもありますが、正直少し値段も張ります。また、少し手間のかかる手動のミルの方が、飲むまでの過程も楽しめ、飲んだ時のありがたみも増すので手挽きのミルがオススメ。そんな味わい深い手挽きミルをいくつかご紹介します。
「Camano Coffee Mill」by Red Rooster Trading Company
まず一番にオススメするのがこちら。カマノ・コーヒーミルです。
何と言ってもこのオシャレな見た目。アメリカのRED ROOSTER TRADING COMPANYが販売するこのミルは日本でも大変人気で、すぐに売り切れになってしまうほど。私もこちらを愛用させてもらっていますが、これがどうしても欲しくて1年以上も待ちました…
ずっしりとした重みと豆を挽く時のゴリゴリとした感覚がたまりません。アメリカのメーカーということもありメイソンジャーでお馴染みのBall社の器を使っており、インテリアとして置いておくだけでも可愛いです。とってもオススメなミルです。
在庫があるうちにお早めにどうぞ。
「ラウンドスリムミル クリア」by Kalita
先ほどのカマノ・コーヒーミルとはまた一味違った美しいデザインです。
神奈川県本社がある日本のコーヒー機器メーカー「Kalita(カリタ)」は、コーヒー好きにはお馴染みの会社ですね。世界的にもこのメーカーのグッズはファンが多く、オランダのロースタリーなどでもKalitaの文字をよく見かけます。
ジャパンブランドなだけあり、その品質は確かなもの。滑らかな挽き具合で重みもそれほど感じません。
Kaliteから出ているその他のコーヒーミルもオススメです。
「ラパス 」by ZASSENHAUS
ZASSENHAUS(ザッセンハウス)は120年の歴史を持ち、コーヒーミルの最高峰とも言われています。このメーカーのミルの特徴は、回転軸がぶれず、カットするように豆を挽くのでムラなくコーヒーの旨味を引き立てます。また、刃の耐久性も良く長持ち。老舗ならではの品質はコーヒーファンから高い人気を得ています。落ち着いたデザインも風格を感じますね。
ザッセンハウスのミルはこちらもオススメです。
「Brasil」by Peugeot
自動車メーカーでお馴染みのプジョーですが、コーヒーミルが誕生したのは1840年とザッセンハウス同様長い歴史を持つ老舗。軽快な挽き心地はファンを魅了し、ヨーロッパではコーヒーミルといばプジョーというほどミルの代名詞的な存在。精度の高い二枚刃でコーヒー豆を均等に挽き、香りを最大限に引き立てるのが特徴です。
プジョーのミルはこちらもオススメです。
「コーヒーグラインダー MXR-2TB」by HARIO
これまでご紹介したものとは打って変わってこちらはモダンなデザイン。
HARIO(ハリオ)は日本の耐熱グラスメーカーで、世界のバリスタからも高い評価を得ています。
下部に吸盤が付いているので、固定しながら豆を挽くことができます。コンパクトで場所を選ばないデザインで、プライスもリーズナブルです。海外でも人気が出そうなデザインですね。
この中からお気に入りのコーヒーミルは見つかったでしょうか。メーカーによって個性や特徴も様々なので、自分の好みに合うデザインを探してみてくださいね。
その他のコーヒーグッズ
コーヒーミルが決まればあとはドリッパーやサーバー、フィルターなどを揃えるだけ。ドリッパーなどのアイテムはクオリティなどからも断然メイドインジャパンがオススメです。(あくまで個人的な意見ですが)
「ステンレス製細口ポット」by Karita
コーヒードリップ専用のケトルを使用するとお湯が注ぎやすく、風味なども大きく変わってきます。ワンランク上のテイストを目指すなら必須のアイテムです。
「コーヒードリッパー」 by HARIO
次はドリッパー。HARIOは鉄板ですね。
このKEY COFFEEのクリスタルドリッパーは見た目も非常に美しく、値段もお手ごろ。HARIOが主流ですがこちらもオススメです。
もう少し質感にこだわりたいという方には陶器製のドリッパーも販売されています。樹脂製に比べ保温効果も高く、重厚な雰囲気が増しますね。
「コーヒーサーバー V60」by HARIO
とてもオーソドックスなサーバーですがシンプルで使い勝手も良いです。
こちらのサーバーはフタをしたまま電子レンジで温め直しができる便利物。ふっくらしたフォルムもカワイイです。
「V60 用 ペーパーフィルター」by HARIO
そして最後はペーパーフィルター。海外のスーパーなどでもフィルターは簡単に手に入りますが、ヨーロッパやアメリカのカフェなどでも日本製のフィルターを使っているお店をよく見かけます。
これだけグッズが揃えばあとはコーヒーを淹れるだけ。
機械を使わずに自分の手で作るのは少し手間と時間がかかりますが、オシャレなコーヒーミルやお気に入りのケトルを使って作るコーヒーは美味しいだけじゃなくとても贅沢な時間に様変わり。じっくりコーヒーを注いでいるひとときは気持ちがとても安らぎます。
これからお家で美味しいコーヒーを味わいたい方の少しでも参考になればと思います。
日本のコーヒー文化
少し余談ですが、ヨーロッパに来て思うのは日本のコーヒー文化の素晴らしさを再認識するということ。少し前にも日本で話題だったブルーボトルコーヒーも、元々は日本の喫茶店がモデルになっており、丁寧に一杯ずつコーヒーを淹れるというスタイルは高く評価されています。また、海外でもメイドインジャパンのコーヒーグッズを必ず見かけます。
オランダのカフェにも東京のカフェやロースタリーを特集した雑誌が置いてあったりと、日本のコーヒー文化は世界から注目されているんだなと実感します。日本に暮らしていると気づかないことも、海外から見てみると日本の良さを再発見できることが多いですね。
このブログでも私たちが足を運んだお洒落なカフェやロースタリーなどを引き続き皆様にお届けできればと思っております。
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