ストリートアーティスト vol.17「FELIPE PANTONE(フェリペ・パントン)」とは

今回ご紹介するのはスペイン人アーティスト「Felipe Pantone(フェリペ・パントン)」です。
Felipe Pantoneはネクストジェネレーションとも言える次世代を担うアーティスト。これまでお伝えしてきたアーティスト達よりも若く、知名度や経歴は少し見劣りするかもしれませんが、間違いなく今後のストリートアート界をリードしていくことになるであろう注目の人物です。

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ストリートアートの最前線に立つアーティスト

Felipe Pantoneはスペインとアルゼンチンのハーフで、バレンシアを拠点に活動しています。彼の名前をスペイン語で正しく発音すると「フェリーぺ・パントーネ」といった感じでしょうか。12歳の頃からグラフィティを始め、現在ではヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界を股に掛け、ミューラル(壁画)の制作やエキシビジョンを開催しています。

Felipe Pantoneの作品の特徴は、モダンとレトロなデザインが融合したこれまでにないグラフィカルで斬新なイメージ。そして鮮やかなビビットカラーと、モノクロのコントラストでしょう。

タイポグラフィーと3Dグラフィックを駆使し、最先端にも見えるイメージの中には、シンセポップ、テレビのSMPTEカラーバーを連想させる華やかな80年代の雰囲気も漂っています。

アートスクールを中退し、独学で生み出したこのオリジナルのスタイルは「Avant-garde Graffiti(アバンギャルド・グラフィティ)」とも例えられ、ノスタルジーとウルトラモダンが融合したFelipe Pantoneの代名詞とも言える作風を確立しました。

これまでのアーティストとは異なり、デジタルを使った新世代のストリートアーティストと言えるでしょう。

ただ、ベースのグラフィックイメージはコンピュータを使って作られますが、作品の制作は意外にもスプレーやペンキ、マスキングなどを使ったアナログな方法。やはりここはストリートアーティスト、体を使って表現するのは基本のようです。

これまでロンドン、リスボン、ローマ、モントリオール、メキシコシティーなど世界中のギャラリーで様々なエキシビジョンに参加してきました。Stolen Space Galleryなどの有名なギャラリーでの展覧会により、知名度も一気に高まっていきます。

最近ではアメリカのMesa Contemporary Arts(MCA)美術館でも作品を展示しています。

また、会社からのオファーも多く、大企業のオフィスやショップスペースへのミューラル制作。

他にもバイクや自動車などのメーカーからも依頼が。

さらには鉄道の駅や橋などのパブリックスペースでの制作オファーも。本来、「落書き」のイメージもあり、公共スペースとストリートアートは敵対的な関係になりがちですが、彼のスタイリッシュでクールな作品はストリートを越えて幅広いジャンルの人々からも指示を得ています。

グラフィック、3D、タイポグラフィー、モダン、レトロ、カラー、モノクロの融合は、このデジタルの時代にぴったりのイメージです。今や引っ張りだこのFelipe Pantoneですが、間違いなくこれからのストリートアート界を牽引していく人物の一人になっていくでしょう。

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