アムステルダムの中心地から川を挟んだ対岸の「Noord(ノールド)」エリアには、ストリートアート作品が多数存在します。今回はそのエリアにあるアーティストによって描かれたミューラル(壁画)をいくつかご紹介していきたいと思います。
多くのミューラルが集まるストリートアート好きには外せないエリア
元々は倉庫や造船所などの工場が多くあったこの場所は、別の記事でも紹介した「Vlooienmarkt IJ-Hallen」というマーケットが開催されるなど、現在開発が進んでいるエリアでもあります。その巨大な建物の壁面には迫力のあるミューラルが描かれています。
こちらはEduard Kobra(エドゥアルド・コブラ)という有名アーティストの作品。南米ブラジル出身のアーティストらしい、気分がハッピーになるカラフルなスタイルが特徴的です。大きな壁面に描かれていなががら、細部までこだわったクオリティの高いミューラルをアムステルダム以外にもニューヨークやサンパウロなど世界中で制作しています。実は渋谷など日本でも作品を残しています。彼の作品とは知らず、通り過ぎた人もたくさんいるのではないでしょうか。
また、日本では誤解されがちですが、きちんと建物の持ち主に許可をもらって制作している作品もあります。もちろん違法でタギング(殴り書きの文字のようなもの)を残す輩もいますが…
許可を得て制作したクオリティの高いミューラルは、何日も時間を掛けて仕上げられるため、見た目の違いも明らかです。
この界隈では他にも多くのストリートアートを発見することができます。ブリックの壁も、ヨーロッパらしいですね。
このエリアでは近々「Street Art Museum 」もオープンするそうなので、情報がわかり次第ご報告できればと思います。また、アムステルダム市内にも、D*Face(ディーフェイス)やThe London Police(ロンドンポリス)、Ben Eine(ベン・アイン)などの有名アーティストによって描かれたミューラルが見られるレストランバー「De Bajes」が近日オープン予定だったりと、アムステルダムにも新たなストリートアートの波が訪れるかもしれません。
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